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キャプチャデバイス(動画)からの解析

本ソフトウェアは、弊社が開発しましたQRコードリーダライブラリのサンプルプログラムとして 作成されました。
このサンプルプログラムでは、DirectShowに対応したキャプチャデバイスから動画を取り込み、 リアルタイムに画像を解析し、QRコードとしてデコードを行ないます。このサンプルプログラムでは、 一つの画像に含まれるQRコードは1個という制限があります。ライブラリの仕様では、複数のQRコードが 含まれていても、それぞれ切り出すことが出来ますが結果表示の制限で、このような仕様になっております。

このサンプルは体験版ですので、ある頻度でDEMO VERSIONという文字列を解析結果として 表示します。また対象QRコードは、モデル2のバージョン1のみとなっております。

動作環境


読み込み可能なQRコード

体験版ではモデル2バージョン1 (21セル×21セル)のQRコードのみに対応しています。
白黒反転したQRコードも読み取ることが出来ます。解析メニューの「黒地に白のQRコードを印字」 のチェックを付けますと通常と反転した映像も読み込めます。ただし、自動では判定されませんので、個別で対応してください。
FNC1モード、ECIには対応しておりません。

また、Version 1.6 から JAN コードの読み取りにも対応しております。【バーコード】から【JANコード】か【混合】を選びますと、JANコードの読み取りが有効になります。


使用方法

アプリケーションを起動しましたら、キャプチャデバイスを選択するウィンドウが表示されますので、 何れかのキャプチャデバイスを選択してください。キャプチャデバイスへの接続が完了しますと、 画面上にカメラからの映像をプレビューするウィンドウが表示されます。

デバイスを変更したい場合には、デバイスメニューより「デバイスの変更」を選択してください。 またプレビューの内容を2値画像にしたい場合には、ウィンドウ内にあります「2値画像」をチェックしてください。

カメラのピントを合わせて、QRコードによって光が反射しないように照明の場所を変えてください。 準備が出来ましたら、カメラをQRコードに対し、垂直でかつピントの合う場所に移動してください。 正常に認識処理が行なわれると【取得文字列】にデコードされた文字列が表示されます。

認識させるにはちょっとしたコツが必要な場合があります。

ピントが合う範囲が狭いカメラの場合

この場合は、QRコードに対してカメラを垂直方向に配置し、ピントが合い始める所から徐々に合うポイントに 近づけていきます。こうすることで、移動している間にピントの合ったところで認識されます。

カメラの影がQRコード自体に落ちてしまう

この場合は、照明の位置を調整することが重要です。またカメラの先に明るい光源が入る場合も認識精度が 低下します。その点を考慮して、認識を行ってください。プレビュー画面を2値化映像で表示すると、 画像の品質が確認できると思います。
どうしても環境を改善できない場合には、解析メニューの「2値化高精度タイプ」をチェックしてください。 ソフトウェアによって、状況を改善させますので認識速度が低下しますが、認識精度は向上します。 お試しください。

対象物に対し、解像度が足りない

小さなQRコードを離して撮影しますと、解像度が足りないため解析が行えません。プレビュー内に約70%を 占める大きさになるまで、接写してください。その際には、ピントが外れないようにピントも調整してください。 70%を超えると、今度はレンズ収差によって歪んでしまいます。ご注意ください。

CPU負荷を下げたい

メニューより、検出間隔を変更できます。検出間隔を500msに設定しますとCPU使用率は低下しますが、 検出するまで若干のタイムラグが生じます。検出間隔を50msに設定しますとCPU使用率は高くなりますが、 検出までのタイムラグが小さくなります。

デコードされた文字列は、数字・英数字・漢字のみ適切に表示されます。8ビットバイトデータは、 そのままアスキーコードとして表示されます。これはアプリケーション側で加工する仕様になっております。


更新履歴

Version 1.60 2004/12
  • 解析エンジンVer1.6に対応
  • JANコードの読み取りに対応
  • QRコードのバージョン9~13に対応
Version 1.46 2004/8
  • 検出間隔の変更をメニューに追加
Version 1.45 2004/8
  • 認識精度の向上
Version 1.40 2004/4
  • 解析エンジンVer1.4に対応
Version 1.30 2003/12
  • 認識精度の向上
  • 解析エンジンVer1.3に対応
  • スキャンエリア(矩形)の指定が可能
Version 1.20 2003/10
  • 解析処理の高速化
  • スキャンエリアの設置
  • 2値化処理の選択を可能にした
  • 前処理の選択を可能にした
  • 640x480以上の解像度のカメラに対応
Version 1.10 2003/09 解析アルゴリズムの改善、影を除去する処理を追加
Version 1.00 2003/06 初版リリース

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